糖尿病の看護のポイント

糖質代謝のメカニズム

私たちが食べた食べ物の栄養素のうち、
糖質はブドウ糖(グルコース)に分解され、
小腸から吸収され、血糖値が上昇します。

 

血糖値の上昇は、膵ランゲルハンス島β細胞が感知し、
インスリンが分泌されます。

 

血中のブドウ糖は、肝臓や筋肉、脂肪組織に運ばれ、
細胞内に取り込まれ、エネルギー消費されたり
蓄えられたりして血糖値が下がります。

 

これが糖質代謝のメカニズムです。

高血糖のメカニズム

糖尿病になると、インスリン分泌不全となり、
インスリンの分泌が低下したり、
インスリンが分泌されなくなるなどします。

 

インスリンは、分泌されるが効かなくなる
インスリン抵抗性の増大などが起こります。

 

すると、糖質代謝がうまく機能できなくなり、
慢性の高血糖状態になります。

 

高血糖になるしくみ

 

?正常の場合

 

(1) 膵β細胞からインスリンが分泌されます。

 

(2) インスリンの作用によって細胞が糖を取り込みます。

 

 *血糖値は正常に保たれます。

 

?インスリン分泌不全

 

(1) 膵β細胞からのインスリン分泌が不全になります。

 

(2) インスリンが不足し、細胞が糖を取り込むことができなくなります。

 

 *慢性の高血糖を引き起こし、糖尿病となります。

 

?インスリン抵抗性の増大

 

インスリン抵抗性の増大とは、
インスリンは分泌されていますが、効きにくくなっている状態です。

 

そのため、細胞が糖を取り込みにくくなります。

 

 *慢性の高血糖を引き起こし、糖尿病となります。