漢方薬にも副作用はあります。疑わしいときは、医師に相談を。
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最終更新日 8月28日
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 効果が現れるまでの目安
 漢方薬を使い始めた場合、少なくとも2週間(薬によっては4週間)は続けましょう。これは、配合された生薬や病気の種類によって、効き目が現れる期間が異なるためです。
 例えば葛根湯では、服用して十数分もすればからだが温まってくる即効性があります。しかし、慢性症状であるむくみや手足の冷え・しびれなどを漢方薬で解消するには、少なくとも数日から10日ほど掛かります。このような症状は、目立つまでに何日も掛かっているわけですから、消退するにも相応の時間が掛かるのです。
 ただし、2〜4週間過ぎても何の変化もない場合は、処方が証に合っていない可能性があります。その場合は、すぐに医師に相談し、証の再診断をしてもらいましょう。漢方薬は長期間服用しないと効果が出ないものと決め込み、漫然と服用を続けるのも問題です。
 また、服用を始めて症状が強まったり別の症状が現れた場合もすぐに医師に相談しましょう。たとえば、体質の強い実証の人が素人のすすめだけで薬用人参を服用すると高血圧になる可能性があります。また、体力のない虚証の人が実証用の薬を飲むと下痢を起こす可能性があります。
 自己判断に注意
 慢性疾患を漢方で治療する場合は、少しずつ症状や病状が軽快していくのが普通です。その際、気になる症状が緩和しただけで治癒したと考えるのは早計です。症状が軽くなることは証が変化したことですから、その証に合わせて処方を変えなければならないこともあるからです。自己判断だけで服用をやめたり、増やしたりするのは危険なのは、一般医薬品も漢方薬も同じです。
 瞑眩について
 注意しなければならないのは瞑眩です。これは漢方薬の服用を始めた際に、本当はその処方が証に合っているにもかかわらず、下痢や嘔吐、めまい、頭痛などの症状が一時的に悪化する現象です。
 瞑眩は、慢性疾患などで、常在する症状や病態が薬の影響で変化し始めた証し(からだについてきた抵抗力が病気とのせめぎ合いを再び始めた証し)なのですが、知らないと薬の副作用とか、病気の急な悪化としか思えません。
 このようなときも、直ちに医師の診察を受けましょう。瞑眩か副作用かの判断は、専門家にしかできません。ただし、瞑眩と判断されたとしても、その後も症状の悪化が続く場合は、我慢せずに専門医に相談して下さい。
 副作用について
 漢方薬は一般に、副作用が少ないとされていますが、証に合わない場合や、体質によっては、症状が悪化したり、発疹や胃腸障害などの副作用が現れることがあります。副作用は瞑眩と似ていますが、同じものではありません。瞑眩は、副作用よりずっと早く(服用後1〜2日)生じ、副作用と比べて少々が激しいという特徴があります。
 漢方薬の副作用の例としては、甘草の配合された漢方薬を長期間大量に服用すると、血圧の上昇や低カリウム血症になったり、下痢、食欲低下、発疹、めまいを生じることがあります。
 そのほかにも副作用があります。しかし、正しく証を診断し、定められた処方と服用を守る限り、有害な副作用に悩まされることはまずありません。ただし、漢方薬も薬です。油断しすぎは禁物です。予期せぬ不快症状が現れた場合は、ただちに医師や薬剤師に相談しましょう。



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